- 寝て起きたら肩こりがひどくなってる
- 枕を何度も変えたけど、合う枕が見つからない
- いろんな枕があって選べない
今までにそう思った人は多いのではないでしょうか。
僕もその中の一人です。
枕を変えても肩こりが続き、枕選びがわからなくなったことがあります。
でも今は自分に合っている枕を見つけることができ、肩こりも解消されています。
きっと僕のように悩んでいる人も多いと思ったので、自分に合った枕を探す手掛かりになればと思います。
この記事では、自分に合った枕を探すために、正しい選び方の4つの基準を解説していきます。
肩こりの原因は、枕が自分に合っていない可能性があります。
この記事を読むと、正しい枕の選び方で、自分に合った枕を見つけることができ、肩こりの解消以外にも、睡眠の質の改善にもつながります。
自分に合った枕とは?
枕とは頭を乗せるものではなく、頭を支える道具なんです。
人は立っている時に背骨が緩やかなS字カーブを描いていて、この姿勢を睡眠時にキープすることで睡眠の質が高まると言われています。
理想的な寝姿勢は頸椎が緩やかなS字カーブを描いた状態なので、これを維持してくれる枕を探しましょう。
そして重要なのが寝返りのしやすさです。
人は一晩、寝ている間に10〜30回寝返りをすると言われています。
体にかかった圧力の軽減や寝具内の空気の入れ替えを行うことによって、快適な睡眠環境を作り、睡眠の質を上げてくれます。
この寝返りをするのに大切な条件が枕の高さ、硬さ、枕のサイズ選びになってきます。
自分に合っていない枕を使用していると肩こり、頭痛、いびきなどの症状が出てきます。
4つの基準で正しい枕の選び方をしよう
枕を選ぶ際に以下の4つの基準を理解しましょう。
- 高さ
- 硬さ
- サイズ
- 素材
自分に合った枕を見つけるのに、正しい枕選びをしないと肩こりなどの原因になってしまうので、しっかり見ていきましょう。
高さ
枕の高さは、高さが合っていないと、首や肩に負荷がかかってしまい肩こりの原因になってしまいます。
そして寝ている間の呼吸のしやすさ、寝返りのしやすさにも大きく影響し、睡眠の妨げにもなってしまいます。
頸椎が緩やかなS字カーブを描いた状態を目指しましょう。
枕が高すぎると、背骨や頸椎が急なS字カーブを描くようになります。
そうなると睡眠時に首や肩への負担が大きくなり、周辺の筋肉が緊張してこわばっていきます。
また枕が高ければ高いほど下を向いた姿勢になってしまい、呼吸がスムーズにすることができなくなり、いびきにも繋がってしまいます。
- 肩こり
- いびき
低い枕だと頭が沈み込んで頸椎が逆U字カーブを描くようになります。
寝ている間に首に負担が掛かるようになり、翌朝の痛みや不快感に繋がります。
- 肩こり
- 頭痛
- 寝違い
硬さ
枕の硬さは好みで選ぶ人が多いと思います。
硬い方がしっくりするという人もいれば、柔らかい方が包み込まれる感覚で好きという人もいるでしょう。
間違いではないです。
僕も実際少し硬めの枕の方がよく眠れていると実感できているからです。
寝心地の良さは人によって感じ方が変わってきますし、好みだって違います。
ただし極端に硬すぎたり、柔らかすぎる枕を選んでしまうと体に負荷がかかってしまい、肩こりや頭痛、腰痛にもつながってしまいます。
枕に頭や首がフィットせず、不安定な状態になってしまいます。
頭が安定していないと、入眠するまでに時間がかかってしまったり、頭を安定させようと首や肩に力が入って首の痛み、肩こりに繋がってしまいます。
枕が柔らかすぎると頭が必要以上に沈み込んでしまいます。
頸椎の緩やかなS字カーブを維持することが難しくなり、首・肩に負荷がかかってしまい肩こりにつながってしまいます。
また沈み込んだ状態から寝返りをしようとしても、一旦頭を起こさないといけません。
この動作が入ってしまうことにより、睡眠の質が下がってしまったり、寝返り自体をしなくなってしまいます。
サイズ
枕にはいろんなサイズがあるイメージですが、基本的にはこの3種類のサイズがベースになっています。
枕のサイズ | 縦×横 |
シングル | 43×63cm |
セミシングル | 35×50cm |
セミダブル | 50×70cm |
そしてちょっと特殊な形の枕も中にはあります。
枕の形 | 縦×横 |
正方形 | 60×63cm |
大きめな正方形 | 80×80cm |
ロング | 43×100cm |
この中から自分に合ったものを探すとなると、かなりの時間がかかってしまいます。
結論を言ってしまうと、寝返りをしても余裕を感じられるサイズを選びましょう。
首の長さや肩幅の大きさは人によって様々です。
小さいサイズを選んでしまうと、寝返りをした時に頭が枕から外れてしまいます。
大は小を兼ねるというように、枕も大きめの余裕のあるサイズを選びましょう。
素材
見た目が似ている枕はたくさんありますが、枕によって中身の素材は様々あります。
枕で使用されている主な素材は以下の8つになります。
- 低反発ウレタン
- 高反発ウレタン
- 羽毛
- 羽根
- ポリエステルわた
- ファイバー
- パイプ
- そばがら
これらの素材の特徴を表にまとめました。
フィット感 | 寝返り | 通気性 | 防虫 | 高さ調整 | 耐久性 | 洗濯 | |
低反発ウレタン | ◎ | △ | △ | ○ | △ | △ | × |
高反発ウレタン | △ | ◎ | △ | ○ | △ | ○ | × |
羽毛 | ○ | △ | ○ | × | ○ | × | △ |
羽根 | △ | △ | ○ | × | ○ | △ | △ |
ポリエステル | ○ | △ | ○ | ◎ | ○ | × | ◎ |
マイクロファイバー | × | ○ | ◎ | ◎ | × | ○ | ○ |
パイプ | × | △ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ○ |
そばがら | △ | △ | ○ | × | ○ | × | × |
全てを満たしてくれる枕というのは、残念なことにありません。
なので、優先順位を決めましょう。
寝心地重視ならウレタン系、衛生面が重要なら洗濯のできるポリエステルというように、目的に合わせて選ぶのもいいでしょう。
まとめ
理想的な寝姿勢である、頸椎が緩やかなS字カーブを描いた状態を維持できる枕が自分に合った枕になります。
そして寝返りのしやすさも枕選びには欠かせない要素です。
自然な寝返りをするためには枕の高さ、硬さ、素材なども重要な要素になってきます。
自分にベストな枕を見つけるのは時間がかかってしまい、どこかで妥協したくなってしまいます。
しかし自分に合った枕を見つけることができれば、肩こりも軽減され、睡眠の質も変わってきます。
人間は、人生の1/3は睡眠で成り立っているので、ぜひ快適な睡眠を手に入れましょう。
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